Looker Studioレポートを表示した際に以下のエラーが出るケースがあります。
- 割り当てエラー
- このデータセットへのアクセス回数が多すぎます。
このエラーの解消については以下のブログ記事に具体的な方法を記載しているのでぜひご参考ください。
Looker Studio(旧データポータル)でデータを抽出する方法 – GA4 API 割り当てエラーを解決
エラーの概要
このエラーは 特にGA4レポートでの発生が多く報告されています。Looker StudioでGA4をデータソースとした場合、グラフアイテムへの表示データはGA4 APIを利用する仕様となっています。このGA4 APIのリクエスト数の上限を超過しているためにエラーが起こっています。
このリクエスト数の上限設定は、2022年11月にGoogleが新たにアナウンスした内容となっており、比較的に新く設定された制限になります。
エラーの対処方法
このエラーの対処方法は基本的には「対象のLooker Studioで使うデータを減らす」という方向性になります。具体的には以下の5通りがあります。
- グラフ要素を減らす
- レポートの参照期間を減らす
- レポートの閲覧数を減らす / 共有範囲を限定する
- BigQueryを使う
- データの抽出機能を使う
- アナリティクス360プロパティにアップグレードする(有料化)
1. グラフ要素を減らす
Looker Studioで使っているグラフアイテムの数が多いほど、利用するリクエスト量が増えます。このため、グラフ要素の数を見直してみましょう。
2. レポートの参照期間を減らす
レポートの参照期間を減らす方法も検討しましょう。例えば、1日よりも1年のデータの方が量が重くなります。このため、不必要に長期間のデータを取得していないか確認をしましょう。
3. レポートの閲覧数を減らす
Looker Studioのレポートは表示するたびにデータソースからデータを読み込む仕様となっています。このため、レポートの閲覧数を減らす工夫をしてみましょう。具体的には、レポートの共有範囲を絞ることです。レポート閲覧者が少ないほど、リクエスト上限への到達は遅くなります。
4. BigQueryを使う
GA4から直接Looker Studioに接続するのではなく、GA4→BigQuery→Looker Studioというデータ参照にすることでリクエストの負担を軽減できます。GA4では無料版でもBigQueryの接続ができます。
5. データの抽出機能を使う
Looker Studioのコネクタである「データの抽出」機能を使うことでエラー解消が可能になります。データの抽出とは、あらかじめグラフで使うデータ範囲のみを抽出することでアクセス負荷を軽減できます。
データの抽出機能については詳しくは以下の記事を参照ください。
Looker Studio(旧データポータル)でデータを抽出する方法 – GA4 API 割り当てエラーを解決
6. アナリティクス360プロパティにアップグレードする(有料化)
有料版のアナリティクス360にアップグレードすることで、リクエスト上限が大幅に緩和できます。一方で、360プロパティは費用が発生するため費用に見合うかの判断が別途必要になります。
Looker Studioのエラーの対処方法については以下のブログ記事をご覧ください。
Looker Studio(旧 Googleデータポータル)でシステムエラーが出る原因と5つの対処法を解説
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